なぜこうもドキドキするのか

ICONIA TAB A200 を root 化して、さあこれからどうしようか、と思案しているわけだけど、タブレット端末の root 化というのは、どうしてこうもドキドキするのだろう。

おそらく、その理由は、何かトラブルが発生したときに自力でどうこうするのに限界があるから、ではないだろうか。今迄 PC を触っていて、このようなドキドキ感を感じることと言えば、BIOS を書き換えるとき位のものだったのだが、BIOS の書き換えというのも、失敗した場合自力での復旧が難しい(ファームウェアにバックアップがあって、緊急時に書き込めるようなマザーボードもあるけれど)わけで、そういう観点で考えると、これはおそらく同種のドキドキなのだろう。

さて。では、これ以上タブレット端末のシステムを改変する必要があるのかどうか、これを書きながら考えをまとめることにしよう。システムをこれ以上改変する、というのは、クロックアップやファイルシステムの変更など、要するに高速化のため、というのが大きいわけだが、ICONIA TAB A200 をこれ以上高速化する必要があるのだろうか。

これは、あると言えばある、かもしれない。たとえば PDF を読んでいるとき、ページを改めるのに時間がかかって、イラッとして改ページのタップを2回行うと、数秒の後に2ページ進んでしまう、みたいなことがちょくちょく起きる。いわゆる「モッサリ」と形容される状態がこれなのだろうか。こういうことが減ってくれれば、それはその方がいいに決まっている。

ICONIA TAB A200 は nvidia 製のデュアルコア CPU を搭載している。この CPU は通常は 1 GHz のクロックで動作しているが、どうやら 1.5 GHz 位までのクロックアップが可能らしい。発熱やバッテリの問題があるかもしれないが、動作の軽快さという意味では今一つの感があるだけに、魅力がないと言えば嘘になる。

とは言うものの、今の時点でも、使用する上で必要なものは全て満たされている。青空文庫形式や PDF の電子書籍、各種通信、英辞郎……先日導入したキーボードに関しては、ctrl キーの位置変更やコマンドキーの認識などで難があるのだが、逆に言えばそれ位である。「お盆化」というリスクを考えると、そう性急に何かしてし損じることの方が、怖いと言えば怖いというのも確かである。

うーん。どうしたものかなあ。あまり手を加えても、仕事の道具としての比重をこちらに移せるというわけでもないんだから、そう労力を向けるべき話ではそもそもないんだが。

2012/10/22(Mon) 15:18:20 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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