何が問題だったのだろう

北川弘典氏が「TeX Live 2011 への追加日本語パッチについて」というページで公開されている TeX Live 2011 日本語拡張パッチに関して、どうも不可解な現象が起きている。

実は、これまで、このパッチを使いたいと思いつつも使えない、という状態が続いていた。正確には、

と今まで公開されているうちの、tl11supp-110726.tar.xz から tl11supp-110825.tar.xz に関して、日本語拡張版のバイナリ生成がうまくいかない状態だった。

幸いなことに、TeX Live 2011 の pTeX / pLaTeX はちゃんと動作するので、『TeX Live を使おう ―― Linux ユーザと Mac OS X ユーザのために ――』で公開しているようなことをして、今まで使っていたわけだ。

で、先日、tl11supp-111023.tar.xz が公開されていることに気付いた。まあ今回もダメなのかなあ……と、駄目元でビルドを試みたら、何と、さっくり成功するではないか?

こうなってくると、「じゃあ何故駄目だったんだ?」ということが気になってくる。poppler 周辺とか dbus 周辺とか、何か所か(このビルドの直近に改変したシステムの箇所)に当たりをつけてみたけれど、未だに原因は判然としない。今、tl11supp-110825.tar.xz のビルド(中断することは既に確認済)の各プロセスの標準エラー出力をリダイレクトして、詳細に問題箇所を特定する作業を始めているけれど……それにしても分からない。何が問題だったのだろうか?

2011/10/27(Thu) 10:27:18 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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