横並び、ああ厭だ厭だ厭だ

前にも書いた通り、愛知県人というのは横並びが大好きである。そして、そういう己の傲慢さを他者に糾弾されると、大抵「あ」しか言わない。本当に、これにはおそらくこの地に居る間決して慣れることはないだろうと思うのだが、これに関して何度も何度も書いていると、Thomas がさも陰険な輩のように思われそうだから、今日一日の話を書くことにする。

最近は、所属教会の阿呆な連中(誰かって?ああ、たとえば、神学校をドロップアウトしたのに、それを恥じようともせず、従者の服着て肩で風切ってる60過ぎのオッサンとか、東日本大震災から丁度1年経った日なのに、追悼ミサよりも建堂周年記念パーティーを優先する運営委員会の連中とか、まあ枚挙に暇がありませんよ)と顔を合わせるのが厭なので、日曜午前のミサに行かず、代わりに土曜の夜のミサに行くことにしているので、日曜は時間が空いている。勿論休憩にあてるわけだけど、今日はたまたま速達を出しに郵便局に行かなければならなかったので、午前中に自転車で家を出た。すると……数分もせずに、早速出喰わした。横並びである。

家族連れ数人が、見事に横一列、隙間も開けずに、徳川園の入口近くの四つ角辺りを僕と反対向きに歩いている。距離が縮まってくる。僕は避けようもないのでそのまま、歩道の車道側に貼り付くように自転車を進める。一向に避ける気配はない。僕の進路の延長線上に居るのは家族の母親のようだ。こちらの存在に明らかに気付いているのに、一向に動く気配がない。

思わず舌打ちが出る。そのまま数メートルまで距離を詰めたとき、見かねたのだろう、横の中学生位の娘が母親の袖をぐい、と引っ張った。母親は死んだ魚のような目で僕を横目に見ながら、そのまま娘に引かれて斜めに進んでいった。

はあ、何なんだろうなあ、と思いながら、九重部屋が名古屋場所のときに泊まる大きな禅宗の寺の前に差しかかったとき、今度は目前に歩きスマホの男だ。これまた、一向に避ける気配もない。仕方がないからこちらが避けたけれど、厭な気分だけが強まってくる。

大きな道路の交差点にさしかかると、今度は横断歩道の自転車レーンを平然と歩いてくる歩行者がいる。こちらは避けずにそのまま直進する。こちらの存在と視線に気付いたのだろうか、のろのろと横断歩道の縁に移動する。思わず再び舌打ちが出てしまう。

その後、郵便局で速達を出して、帰りに酒の量販店に寄ってモルトを買ったりしたわけだけど、結局家に着くまでに、先のようなことがあと2、3度続くわけだ。いやはや、どうして僕は、ちょいと郵便局に行くだけでこんなめに遭わなきゃならないんだろうか。

で、夕刻、卵がなかったことに気付いて近所のスーパーで買い、袋をハンドルに吊るして帰りの道を自転車で走っていたわけだ。この道は歩道の車道側に自転車レーンが設定されているのだけど、やはりそこに歩行者が堂々と歩いているのに閉口する。はー、と溜息をついたそのときである。目前から、無灯火で横並びになって、自転車レーンを一杯に塞ぐようにして走ってくる中学生位の女性二人組がいるのに気付いた。慌てて停まろうとするが、向こうは停まる筈もなく、そして避ける筈もない。ハンドルに吊るした袋に、二人のうちの一人が接触した、ガシャ、と音が立つ。そして「あ」。僕はもはや抗議する気力も失せて、舌打ちをひとつ鳴らして自転車を発進させた。

幸いなことに、結局卵は割れていなかった。最近の卵のパッケージは大したものだ。昔は笊を持って買いに行くものだったのにねえ(って、僕はそんな世代じゃないけれど)……それにしても、どうしてこうなんだろう。どうしてこの辺の人達は、ああも横並びで平気なんだろう。ああ、厭だ厭だ厭だ。本当に厭になるよ。

2014/10/19(Sun) 18:52:46 | 日記
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Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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