バブリー・パブリー

中京圏の日本テレビ系列の局で中京テレビというのがあるのだが、ここでやっている情報番組に『ラブリーパブリー』というのがある。何とも DQN な番組なのだけど、まあそれはさておき、標記の件である。

評論家の広瀬隆氏の本で『東京に原発を!』というのがある。電力の大量消費圏は首都圏なんだから、原発が安全だっていうんならそこに近い東京湾岸に造ればいいものを、どうして造らないの?というような内容だったと記憶している。広瀬氏の主張は時に陰謀史観みたいなものに縛られている(後記:これは彼の原発に関する記述がそうだと言っているのではなく、彼のロスチャイルド家に関する記述、特に『赤い楯 ロスチャイルドの謎』などに関しての話なのだが)こともあるのだが、この本における広瀬氏の主張は基本的には至極まっとうなものだ、というのが僕の印象であった。

U が、「いっそ原発造るんだったら東京に造ればいいんだよ」と言うので、「ああそういう本があるよ」と、この本の存在を教えたら、早速アマゾンでチェックしていた U が「現在お取扱いできません、になってるよ」と話していたのが昨日のことである。その U が、「なんかすごいことになってる」と言う。どうしたのか、と訊くと、

「『東京に原発を!』が、4000円だってよ」

はぁ?……あーそうか、あの本絶版だから、古書店の取り扱いになってて、それで価格が高騰した、ということか。しかし、その値段で買う奴なんか、まさか……

「あ、売れた」

はぁ?

「今 6000円だってよ」

……こういうことらしい。U がアマゾンをチェックしたとき、2点の古書がアマゾンにエントリーされていて、ひとつが4000円、もうひとつが6000円だったらしい。で、U が見ているうちに、誰かがその2冊のうちの安い方を買った、ということらしいのだ。おいおい、『東京に原発を!』って、たしか集英社文庫に入ってるんだろう?その文庫本を4000円で?どんな希少本やっちゅうねん。火事場バブルにも程があるというものだ。

【後記】その後、6000円の方も売れてしまった。何なんだかなあ。

2011/03/16(Wed) 16:46:58 | 日記

ご回答ありがとうございました

前略、
大変わかりやすい説明ありがとうございました。
可能性は大変低いが起こりえるということですね。
使用済み燃料ときくと、マッチの燃えかすのようなイメージがありますが、実際には崩壊熱がでており、まだまだ現役の燃料ですね。その熱の冷却に10年程度もかかるというのは、一般にはあまり知られていなかったですし、3号炉がMOXであったり、燃料プールがあんな所にあるリスク等を初期の段階でマスコミにでていた大学の教授さん達には説明していただきたかったですね。
いずれにしても、もう遅いですが、原子力発電というツールを全てのリスクとメリットを考えたうえで推進かどうかを決めなければならなかったんでしょうね。
現場で処置にあたっている人の将来にわたる健康被害を考えると心が非常に痛みます。
の(2011/03/20(Sun) 02:37:45)

Re:バブリー・パブリー

> 臨界って再度起こりえるのでしょうか?。

臨界になる条件は三つあって、

(1) 核分裂性物質の集合度が高いこと
(2) 中性子線量が高いこと
(3) 中性子が低速であること

プール中にある燃料棒は、燃料棒が健全である限りは一定以上の集合度になり得ませんが、溶融して一塊になったときには、(1) の条件を満たしてしまう可能性があります。(1) を満たしたときには (2) も満たされます。(3) は減速材なしには満たし得ませんが、もし (1) (2) を満たした上に、一塊になった核燃料の周囲が水に覆われていた場合には、水が減速材として機能するので、そういう可能性がないとも言えません。

現時点では、そこまでの燃料棒の溶融はない、と、各方面は考えています。そこまで燃料が集合した場合、発生する熱で、水分はそこに留まり得ないはずですが、現在も継続して水蒸気が出ているので、まだ水がある→そこまでの集合はない、とみているわけですね。

少なくとも、燃料棒の全て、もしくは一部が水に漬かっているならば、上記(1)を満たす程の燃料棒の溶融は起きていない、と思われます。ただし、海外メディアの多くが懸念しているような、プール底部のクラックによる継続的漏水が起きている場合には、今後もひたすら水を入れ続けなくてはなりませんし、水と共に漏洩する放射性物質の問題を考えなければならないでしょう。とにかく、現状は決していい状態ではありません。
Thomas(2011/03/19(Sat) 23:35:17)

Re:バブリー・パブリー

はじめまして、
読ませていただきました、うちにもこの本あります。
ところで、ひとつご教示いただけたら幸いです。
崩壊熱の状態にある格納容器外の燃料ですが、
臨界って再度起こりえるのでしょうか?。
通常の状態なら問題ないですが、3号機や4号機のプールでの現在の状態では、反応する可能性のペレットが残っていると思うのですが、それにどこからか低速の中性子があたった場合可能性はないとはいえない気がしますが、ネットを調べてもいまいち分かりません。是非、ご存じでしたらお教えください。
guest(2011/03/19(Sat) 22:10:23)

Re:バブリー・パブリー

この本実家にあったような…
guest(2011/03/17(Thu) 23:27:48)

Re:バブリー・パブリー

そうですねえ、古本屋には是非寄付してもらわないと。この本、ハードカバーでも1000円しなかったのに。
Thomas(2011/03/16(Wed) 20:37:20)

Re:バブリー・パブリー

ぼろ儲けした分を寄付するならまだ許せるが。
sebe(2011/03/16(Wed) 17:06:02)
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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