大掃除

たまには端末の大掃除をしなければならなくなる。僕の場合は、Debian GNU/Linux、それも sid と呼ばれる「不安定版」を使用しているので、設定ファイルなどのこともあって、時々は clean install をした方がいいことがある。そんな訳で、昨日から今日にかけて、その作業をちょこちょことやっていた。

Linux の環境は、/home を別パーティションにしてある。だから、それ以外の部分をどうモディファイしていたかの記録を /home に残しておいて、再インストール時に /home を改変せずに mount するようにすれば、現状復帰はそう面倒ではない。

netinst 用の ISO image をダウンロードして CD-R に焼き、いくつかの設定ファイルをバックアップしたことを確認してから、CD-R から boot してインストールを行う。X も入れない状態でのインストールを終了してから、apt-get で XFCE4 を入れると、依存関係を満たすための最低限の X 関連 package が入るから、ついでに synaptic を入れて、どんどん必要なパッケージを入れていく。IME は最初 uim に変更しようかと思っていたのだけど、Emacs のキーバインドとぶつかるので SCIM で継続することにする。

一通りの準備が整ったところで、/etc 以下を慎重にチェックする。今回驚いたのは、/etc/fstab で mount の指定を行う場合に、従来一般的だった /dev/hda1 等の記述ではなく、UUID= という記述に変更されていたこと。最初は驚いたけれど、よくよく考えてみれば、udev の管理下では、デバイスの認識順で従来のデバイス記述はころころ変わることになっているわけだ。たとえば僕は iSATA 外付けの HDD を使っているのだけど、これを接続しているときには udev が外付けディスクを先に見つけてしまうので、外付け HDD が /dev/sda、内蔵 SATA HDD が /dev/sdb になってしまう。普段は内蔵 HDD が /dev/sda なので、従来の記述だとこれでもう boot できなくなっていたのだけど、UUID でデバイスを明示的に書けば、このようなことは起きないわけだ。

妙に感心しつつも、今度は Intel Compiler のインストール。僕は Fortran な人間なので、icc と ifort の双方を install する。実はこれらは libstdc++5 がないと動作しないのだが、sid には libstdc++6 に上げられているので、lenny のパッケージを恐る恐る入れてみる。前はこれで問題なくいったはず……よしよし、問題なしですな。MDBNCH などをコンパイルして、問題なく動作することを確認する。

今の sid の一番の問題点は、iceweasel(Debian 版 Firefox)が非常に不安定で、すぐ落ちてしまう(後記:ライブラリ周辺の update により解消)ことなのだけど、これはとりあえず辛抱する(そもそも w3m とかの使用頻度が低くないし)ことにして、xine や mplayer などの最低限のマルチメディア関連ユーティリティを整える。しかし……うーん。音が出ませんねぇ。alsa 周辺で何かあったのだろうか……とググってみて、/etc/modprobe.d/alsa-base.conf に以下の事項を明示的に書けばいいことを確認。

options snd-hda-intel model=dell-m26
Sigmatel のチップを認識する際に機種毎の ID が設定されており、僕が使っている Dell inspiron 1501 の場合はこの ID になるとのこと。設定・認識後、alsamixergui でミュートを解除すると、問題なく音が出るようになる。

以前は Rosegarden を何とか動作させていたのだけど、DAW は Cubase に統一することにしたので、今回は jack 等の(結構これが面倒なんだ…… kernel にパッチあてたりせずによくなったけど)設定はなし。でも generic な kernel を使い続けるのは御免なので、現行の Linux-2.6.31.5 と Linux-2.6.32-rc5 を build する。

……と、まあこんな感じで整ったわけだけど、ちょっと悩んだのが、Emacs をどうするか、という話。もともと僕は常に cvs で GNU から落としてきたソースを自分で build していたのだけど、最近は Emacs も関連ユーティリティも sid で配布されているパッケージが充分新しいので、それを入れていて特に問題もなかった。しかしなぁ……前みたいに icc で build したのを使うというのも悪くはないかなぁ……と思いつつも、いやいや sid 使ってる時点で充分 unstable なんだから、それ以上不安定要素を増やす心配もあるまい、と思い直す。

で、今度は physical に大掃除だ、と、キーボードや CPU fan 等を片っ端から掃除機で掃除する……パンタグラフ式のキーボードはちょっとした夾雑物で動きが悪くなるのだけど、これでキーが浮いた感じからは解放されそうだ(でもタッチは最悪だけど)。まぁ今回は、こんなところまで、かな。

2009/11/01(Sun) 11:17:31 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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