MS明朝・MSゴシックをちょっと見直す

今日、TeX Live のメンテをしている最中にふと思いついて、OTF パッケージで Adobe-Japan 1-6 の全ての文字を表示させる .tex ファイルを簡単なシェルスクリプトを書いて生成して、dvipdfmx で小塚フォント、ヒラギノフォント、IPA フォント、そして比較材料として MS 明朝・MS ゴシックフォントを用いてフォント埋め込みを試験的に行ってみた。

まず断っておかなければならないが、これは厳密にはフォントの使用許諾事項に違反する。Microsoft は自社の OS の範疇以外で、自社のシステムに付属するフォントの使用を認めていないからだ。今回は、あくまでも実験であって、生成したファイル等は実験終了後速やかに消去しているので、念の為。

さて、では結果がどうだったか、というと、実は Micosoft フォントは、ヒラギノに次ぐ位のグリフ数があることが分かった。某所でちらっと読んだ話だけど、Windows Vista の MS 明朝のグリフ数は約 16,000 個だそうで、これは確かに Adobe Japan 1-4 より多く、1-5 よりやや少ない程度である。ううむ、MS 明朝、思っていたよりもやるじゃないか。

まあ、でも、これはある意味当然かもしれない。そもそも MS 明朝や MS ゴシックは、最初から Microsoft が開発したものではない。これらのフォントの母体になったのは、リョービの写植用字体で、それをフォントに仕立てたのはリコーである。やや細身だし、モリサワフォントなどと比較すると業務用に使えるような代物ではないかもしれないが、素性の悪い代物ではないのである。うーむ…… Windows 上で dviout で出力すれば、合法的に Microsoft フォントを使えるから、もしもの場合の選択肢として、記憶しておくことにしよう。

2011/09/13(Tue) 01:40:25 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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