直訴という名の欺瞞

僕は山本太郎という人のことをそう嫌っているわけではない。彼はあの「メロリンQ」の頃から知っているし、味のあるバイプレイヤーとして出てきたときも、ああよかったなあ、いい時間を過ごしてきたんだなあ、と思っていたものだ。

しかし、原発問題に関しての彼の行動に関しては、どうにも納得し難いものを感じている。錦の御旗を掲げていれば、何をやっても何を言っても許されるわけではない。そういう意味で、彼(とその周囲の人々)に関しては、正直唾棄すべきの念を抱くことすらある。

その山本太郎(敬称はつけない……僕は、相手が何者であっても、自分が相手に敬意をはらうべきでないと思うときには敬称は使わないので)が、秋の園遊会で今上天皇に直訴をしたという。何でも、被災地の子供達に手を差し延べてほしいという手紙を渡したのだという。

山本君、君は大きな勘違いをしているね。まず、日本国憲法を読みなさい。今上天皇が実務として何事かを為すことができない、というのは、憲法を読めば一目瞭然でしょう。今上天皇にできることは、国事行為を自らの意志でない判断のもとに行うことだけなんですよ。あとできることは、見舞うこと、祈ること、コメントを発すること……それだけでしょう。それにおいて、今上天皇にこれ以上何かやれ、と誰が言えるんでしょうかね。今上天皇がどれだけ見舞い、祈り、思いを口にしてきたかは、日本の国民だったら知っているべきことだと思うけれど。

じゃあ、実際のアクションをするのは誰の仕事なんでしょうか。それは国会議員の仕事なんじゃないの? で、山本君、君は今どういう身分だったっけ。手紙を書いて今上天皇に渡して……なんて愚にもつかないパフォーマンスやる前に、君が動いて何かすべきなんじゃないのかね。君が議員として得ている収入は全て国民の血税なんだよ。少なくとも僕は、そんな何の効力も有しないパフォーマンスのために税金を払っているわけではないし、使われたくもない。山本君、勘違いしなさんな。君はもう他人にお願いしてりゃあいい立場じゃないんだ。君が何かをしなきゃならないんだ。自分で。少しは頭に脳味噌詰めてんだろうが。それ位、どうして分からないのかね。

2013/11/01(Fri) 12:39:48 | 社会・政治

Re:直訴という名の欺瞞

トマシーナです。
全く同感です。
私も彼が嫌いなわけじゃない。
むしろかなり心配しています・・・・。
多分自分が何をしているのか、周囲にたきつけられているだけで分っていないのではないでしょうか?
でも、彼の身分は既に国会議員。
もう分っていないという言い訳も許されません。
今までと同じ行動は出来ない立場になったということに、彼はいつ気付くのでしょうかね?
彼のことを思と、むしろ当選しない方がヨカッタと思っているのは私だけでしょうか?
後戻り出来なくなったように思います。
guest(2013/11/01(Fri) 13:25:46)
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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