あなたは何か勘違いをしているようですが

小保方氏 コメント全文 「STAP発見が捏造と誤解される」 2014.4.2 07:51

調査委員会の調査報告書を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に、研究不正と認定された2点については、理化学研究所の規定で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改竄、捏造と決めつけられたことは、とても承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申立をします。

このままでは、あたかもSTAP細胞の発見自体が捏造であると誤解されかねず、到底容認できません。

レーン3の挿入(改竄とされたDNA解析画像)について。

Figure 1i(論文の画像)から得られる結果は、元データをそのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わりません。そもそも、改竄をするメリットは何もなく、改竄の意図を持って、Figure 1iを作成する必要は全くありませんでした。見やすい写真を示したいという考えからFigure 1iを掲載したにすぎません。

画像取り違え(捏造とされた博士論文関連の画像)について。

私は、論文1に掲載した画像が、酸処理による実験で得られた真正な画像であると認識して掲載したもので、単純なミスであり、不正の目的も悪意もありませんでした。

真正な画像データが存在していることは中間報告書でも認められています。したがって、画像データを捏造する必要はありません。

そもそも、この画像取り違えについては、外部から一切指摘のない時点で、私が自ら点検する中でミスを発見し、ネイチャーと調査委員会に報告したものです。

なお、上記2点を含め、論文中の不適切な記載と画像については、すでにすべて訂正を行い、平成26年3月9日、執筆者全員から、ネイチャーに対して訂正論文を提出しています。

(msn 産経ニュースより)

……どうやら、まだ分かっていないようですね。

あなたは何か勘違いをしているようですが、今信頼性を問われているのは、あなた自身なのです。STAP 細胞の存在が疑問視されているのは、あなたが作ったと主張しているからです。あなたが関与しない、オープンな場で、STAP 細胞の存在と作製における再現性が確認されれば、STAP 細胞の存在は認知されるでしょう。しかし、あなたの信頼性は、もはや地に堕ちたのです。

私は生命科学の研究者ではありませんが、もし私が、自分の関わる分野で、あなたのような研究者と一緒に実験するという話になったら、私は全力でそれを回避するでしょう。当たり前です。実験も、そのデータの解析も、とてもじゃないけれど任せることなどできません。たとえば結晶構造の確認のために測定した XRD プロファイルを、見栄えを良くするためにツギハギにされたり、透過電顕で得た回折像をごちゃ混ぜにされたりしたら、これはもう目も当てられません。

あなたは知というものの集積の歴史とその重みを全く理解されていない。知は周到に積み重ねたその先に未来を切り開くもので、もしそこに脆弱な、真正でないものを積んでしまったならば、そこに更に積まれたものはいつか音を立てて崩れるのです。その結果、現在ばかりでなく、未来に至るまで、あなたと同じ分野で知を積む人々が、その崩落にどれだけ巻き込まれると思いますか。そして、そこに開いた大穴が埋められるまでに、どれだけの労苦と時間が費されるか、本当に分かっているのですか。

ここにはっきり断言しますが、もはやあなたは、自然科学というものに関わる資格を失ったのです。あなたが積むものは、その上の遥か未来に向けて積まれる知の集積に耐え得ない、そう認知されているのです。もっとはっきり言いましょうか。あなたはそこに何か積もうとしちゃいけないんですよ。あなたのせいで、あなたより若い人々が転げ落ちる、そのことは、何が何でも全力で阻止されねばならないことです。

この先あなたがどうされるか、それは分かりませんし、私が知る必要もないことです。ただし、あなたが今、3人も弁護士を立てて、自然科学者としての己の立場を守ろうとしているその労苦は、もはや何も意味を持ち得ないのです。その労苦は、自然科学の知の集積とは違うところで、あなたがどのように生きていくのか、その開拓のためにお使いなさい。仮に STAP 細胞が実在するとしても、あなたのされたことは自然科学に携わる者としては唾棄されるべき行為ですし、それをしたあなたはもう自然科学者として存在することはできないのです。そのことを、あなたは受容しなければならないのです。

2014/04/02(Wed) 12:14:07 | 科学
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Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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