Snuff Garrett

この何日か、麻薬絡みの話、ネット詐欺の話……どうにも嫌なことに触れてきたので、精神的によろしくない状態になっているような気がする。こういうときは……これこれ。Snuff Garrettだよ。

Snuff Garrett は、アメリカの有名な音楽プロデューサーである。この人はちょっと変わった立ち位置の人で、もともと DJ からプロデューサー業に移行したというキャリアも関係しているのか、自身では曲を書かない。ではどうするか、というと、音楽出版社から買ってくるのだけど、そのセンスと、完成品を構築する上でのセンスが非常によろしい。彼のキャリアの中で今に至るまで最も聴き継がれているのは、おそらくGary Lewis and the Playboysの作品群だと思うのだけど、たとえばこんなのを聴いていただくと、雰囲気がお分かりになりやすいかもしれない:

この "Everybody Loves a Clown" は、冒頭部のコード進行が大滝詠一の『君は天然色』と同じであることから、『君は……』の元ネタだと世間では言われているらしい。何でも何でも元ネタ元ネタだ、と、実に下らん話だと思うけれど、少なくともこの曲に代表されるような、グロッケンシュピールやヴィブラフォン、ウインドチャイムなどの「金モノ」、そしてハープシコードを上手く使った明るい曲調を、大滝氏が意識していたことは間違いないだろう。

そして、世間ではおそらくこちらの方がインパクトが大きいかもしれない:

この曲は同じく Gary Lewis and the Playboys の "Count Me In" という曲だけど、ピアノのオクターブのフレーズやフィルが、大滝氏の作品に色濃く影響を与えている。……いや、皆さん、それ以前に何か思い当たりません?これですよ:

この iPod nano の CM ソング、どう聴いても "Count Me In" のパクリだと思うんだけど。どうなんでしょうね、一体。

2010/09/18(Sat) 18:53:36 | 音楽一般
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Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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