Install Memo

大掃除のシーズンだから、というわけでもないのだけど、手元の Linux の環境を掃除するために再インストール。再インストールと書くと面倒に思われそうだけど、/home を独立パーティションにしておいて、いくつかの設定ファイルをバックアップさえしておけば、そう面倒な作業ではない。

とは言え、「あーこんなんあったなぁ」みたいに思い出すこともある。一応今日はそれをメモしておくことにする。

まず Emacs。shinonome を使っていたのだけど、等幅にこだわることにして、ちょっと汚ないのだが、

-misc-fixed-medium-r-semicondensed-*-12-*-*-*-*-*-*-*
に変更。Emacs Lisp パッケージとしては apel、flim、SKK、Mew、そして navi2ch と emacs-w3m、semi 位だろうか(semi は正直言ってあまり必要ではないんだけど)。いずれも anoncvs(Mew は git)で取ってくればよろしい。

ちなみに Emacs 自身はどうやって取ってくるか、という話だが、昔通りの CVS の repository はどうやら古いままになっているような感じ。Bazaar で、
$ bzr init-repo --2a emacs
$ cd emacs
$ bzr checkout http://bzr.savannah.gnu.org/r/emacs/trunk trunk

(次回以降)
$ bzr update
で取れるはずなのだけど、savannah.gnu.org になぜかアクセスできないようなので、次善の策として git で、
git clone git://repo.or.cz/emacs.git
とやって取得する。ちなみに今の Emacs の見た目はこんな感じである:

Emacs-24.0.51

.emacs.el 中の:

(setq-default enable-multibyte-characters t)
はもう obsolete なので、コメントアウトするなり消すなりすること。

SKK の辞書は必要分を merge (skkdic-expr2 dic1 + dic2 + ... > SKK-JISYO.huge 等とすればよい)して、SKK-JISYO.L.cdb の default の置き場所である /usr/share/skk に置いてから

/usr/share/dbskkd-cdb/skktocdbm.sh < ./SKK-JISYO.huge | cdb -c -t - SKK-JISYO.huge.cdb
として cdb 辞書を生成すればよい。

Adobe Reader は(相変わらず!) /opt/Adobe/Reader9/Resource/CIDFont/ 内に小塚ゴシックの opentype font が存在していないので、Windows の該当ファイルなどをここにコピーするなりリンクするなりしておくこと。

意外と面倒なのに忘れていたのが sdic 上で英辞郎第4版の辞書を使えるようにしておく、というもの。まず Windows 上の Pdic で辞書ファイルを1行テキスト形式でセーブしておく。ここでは /home/hoge/Pdic に該当ファイルがあるものとする。

sdic を通常の手順でインストールしておいてから、『■[emacs][英辞郎]英辞郎第四版買ってみた。emacsで使いたい。 sdic編』(2009/01/11 by eiei 氏)で紹介されている ruby スクリプトを pdic2sdic.rb という名前で保存しておく。

まともに sdic に辞書検索をやらせているとえらいことになるので、SUFARY を使用する。現状では ver.2.1.1 を使用するべし。展開・ make の後、array/array と mkary/mkary を /usr/local/bin 辺りに install。

然る後に、

$ cat /home/hoge/Pdic/eijiro-1txt.dic /home/hoge/Pdic/ryaku-1txt.dic | \
nkf -w8 | ruby pdic2sdic.rb > /usr/local/share/dict/eijirou.sdic
$ cat /home/hoge/Pdic/waeiji-1txt.dic | \
nkf -w8 | ruby pdic2sdic.rb > /usr/local/share/dict/waeijirou.sdic
$ cd /usr/local/share/dict
$ mkary eijirou.sdic
$ mkary waeijirou.sdic
などとやって sdic 形式の辞書と SUFARY index を生成。.emacs.el には、
;;; sdic-mode
(setq load-path (cons "/usr/local/share/emacs/site-lisp" load-path))
(autoload 'sdic-describe-word "sdic" "Small English/Japanese Dictionary" t nil)
(global-set-key "\C-cw" 'sdic-describe-word)
(autoload 'sdic-describe-word-at-point "sdic" "query the word beneath the cursor" t nil)
(global-set-key "\C-cW" 'sdic-describe-word-at-point)
(setq sdic-eiwa-dictionary-list
'((sdicf-client "/usr/local/share/dict/eijirou.sdic"
(strategy array))))
(setq sdic-waei-dictionary-list
'((sdicf-client "/usr/local/share/dict/waeijirou.sdic"
(strategy array))))
(setq sdic-default-coding-system 'utf-8-unix)
などと書いておく。

2010/11/27(Sat) 22:20:48 | コンピュータ&インターネット
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Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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