限界

ちょっと前に android のタブレットを入手した。これは現在に至るまで便利に使っているのだが、色々試した結果、ひとつの結論に達せざるを得なかった。この端末ではものを書けない。

僕が何かを書く、というのは、多くの場合は GNU Emacs 上で書くわけだ。日本語の場合は SKK で書くし、英語の場合だったらそのまま打つわけだけど、打った原稿は TeX で PDF にして、これを何処かで印刷したりする。そして作成した原稿のやりとり等に、ネットワークへのアクセスが不可欠である。GUI は必ずしも必要ではないけれど、画像を貼り込んだりしたときの確認のためには、使えるにこしたことはない。以前はこれに加えて、Microsoft Office が使える、ということが必要要件のひとつに入っていたのだけど、LibreOffice がある現在では、これはもはや必要要件ではない。

さて。こういうことを android 端末で実現しようとすると、bluetooth でキーボードを接続して、端末上でどうにかして Emacs を動かすことになるわけだけど、bluetooth キーボードが、CTRL や ESC を併用したキー入力に対して完全には対応し切れない。こうなると、Emacs を使う上でも、SKK やそれに類似した IME を使用する上でも問題になる。

そして、android 端末を使っていてウンザリしてきたのが、フリー版のユーティリティに必ずといっていい程入っているバナー表示。いちいちこれを外すのになにがしかを支払うのも阿呆らしいのだけど、快適にしたいなら金を払え、的な android(や iOS ?)の世界観が、僕にはもう嫌で嫌でならないのだ。

というわけで、持ち歩き専用に、ミニノートを1台買おうかと画策中である。そう懐が潤沢なわけでもないんだけど、仕事に使う以上これでは困るのだ。もう限界である。

2013/02/21(Thu) 15:51:14 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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